令和元年秋期試験問題 午前問48

RPAを活用することによって業務の改善を図ったものはどれか。

  • 果物の出荷検査のために,画像解析によって大きさや形が規格外の果物をふるい落とす装置を導入し,検査速度を向上させた。
  • 事務職員が人手で行っていた定型的かつ大量のコピー&ペースト作業をソフトウェアによって自動化し,作業時間の短縮と作業精度の向上を実現させた。
  • 倉庫での作業従事者にパワーアシストスーツを着用させ,身体の不調で病欠する従業員の割合を低減させた。
  • ビッグデータを用いてあらかじめ解析した結果から,タクシーの需要が多いと見込まれる地域を日ごとに特定し,タクシーの空車の割合を低減させた。
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分野:ストラテジ系
中分類:システム戦略
小分類:業務プロセス
解説
RPA(Robotic Process Automation)は、これまで人間が行ってきた定型的なパソコン操作を、コンピュータ上で動作するソフトウェアの力で自動化するものです。具体的には、ユーザー・インターフェース上の操作を認識する技術とワークフロー実行を組み合わせ、表計算ソフトやメールソフト、ERP(基幹業務システム)など複数のアプリケーションを使用する一連の業務プロセスをオートメーション化します。主に間接部門の業務を効率化するために使用されます。

日本の生産労働人口が減少局面にあるなか、従来より少ない人数で生産力を高めるための手段としてRPAへの注目が高まっています。
  • 産業機械を動かしているのでRPAではありません。
  • 正しい。定型的なPC作業、ソフトウェアによる自動化という条件を満たすのでRPAの事例に該当します。
  • ロボティクスの事例です。
  • 機械学習の事例です。

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