平成29年秋期試験問題 午前問45

システムの信頼性指標に関する記述として,適切なものはどれか。

  • MTBFは,システムの稼働率を示している。
  • MTBFをMTTRで割ると,システムの稼働時間の平均値を示している。
  • MTTRの逆数は,システムの故障発生率を示している。
  • MTTRは,システムの修復に費やす平均時間を示している。
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分野:テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの評価指標
解説
MTBFとMTTRはそれぞれ次の意味をもちます。
MTBF(Mean Time Between Failure)
平均故障間隔。故障が回復してから次に故障するまでの平均時間のこと。
MTTR(Mean Time To Repair)
平均修復時間。故障が発生したときに回復に要する平均時間のこと。
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  • MTBFは平均故障間隔を示します。稼働率は MTBF÷(MTBF+MTTR) の式で算出されます。
  • システムの稼働時間の平均値はMTBFです。
  • 故障発生率はMTBFの逆数です。例えばMTBFが1,000時間のシステムならば故障率は1/1000になります。
  • 正しい。MTTRは平均修復時間を示します。

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