情報セキュリティマネジメント平成31年春期 午前問28

問28

OpenPGPやS/MIMEにおいて用いられるハイブリッド暗号方式の特徴はどれか。
  • 暗号通信方式としてIPsecとTLSを選択可能にすることによって利用者の利便性を高める。
  • 公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることによって鍵管理コストと処理性能の両立を図る。
  • 複数の異なる共通鍵暗号方式を組み合わせることによって処理性能を高める。
  • 複数の異なる公開鍵暗号方式を組み合わせることによって安全性を高める。
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H28秋期 問42

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

ハイブリッド暗号方式は、公開鍵暗号方式を用いて共通鍵を通信相手へ安全に配送し、以後はその共通鍵を使用して暗号化通信を行う方式です。TLSやS/MIMEで採用されています。

それぞれの暗号方式を他方と比較すると次のような短所があります。
共通鍵暗号方式
安全に鍵を配送するのに手間が掛かる
通信相手が増えると必要な鍵数が多くなる
公開鍵暗号方式
暗号化・復号に要する計算量が多いため処理に時間が掛かる
ハイブリッド暗号方式は、両者を組み合わせることで、鍵を安全に配送しつつ低い処理負荷での暗号化・復号を可能にしています。したがって「イ」が適切な記述です。
28.png/image-size:454×278
© 2015-2024 情報セキュリティマネジメント試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop