予想問題vol.7 問29
問29
公開鍵暗号方式を用いて送信者が文書にデジタル署名を行う場合,文書が間違いなく送信者のものであることを受信者が確認できるものはどれか。
- 送信者は自分の公開鍵を使用して署名処理を行い,受信者は自分の秘密鍵を使用して検証処理を行う。
- 送信者は自分の秘密鍵を使用して署名処理を行い,受信者は送信者の公開鍵を使用して検証処理を行う。
- 送信者は受信者の公開鍵を使用して署名処理を行い,受信者は自分の秘密鍵を使用して検証処理を行う。
- 送信者は受信者の秘密鍵を使用して署名処理を行い,受信者は自分の公開鍵を使用して検証処理を行う。
- [出典]
- 応用情報技術者 H21秋期 問38
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
デジタル署名の生成と検証の手順は次のとおりです。
- 送信者は、送信するメッセージのハッシュ値(メッセージダイジェスト)を生成し、それに送信者の秘密鍵で署名して、署名データを作成する
- 送信者は、署名データをメッセージに付加して送信する
- 受信者は、署名データ付きのメッセージを受信する
- 受信者は、受信したメッセージのハッシュ値と送信者の公開鍵を使用して、署名データを検証する
- 検証は、送信されたメッセージと受信したメッセージが同じであり、鍵ペアが正しい場合に限り成功する。これにより、通信内容が改ざんされていないことと送信者の正当性が確認できる