予想問題vol.8 問26
問26
スパムメールの対策として,あて先ポート番号25番のメールに対しISPが実施するOP25Bの説明はどれか。
- ISP管理外のネットワークからの受信メールのうち,スパムメールのシグネチャに該当するメールを遮断する。
- 動的IPアドレスを割り当てたネットワークからISP管理外のネットワークに直接送信されたメールを遮断する。
- メール送信元のメールサーバについてDNSの逆引きができない場合,そのメールサーバからのメールを遮断する。
- メール不正中継の脆(ぜい)弱性をもつメールサーバからの受信メールを遮断する。
- [出典]
- 情報セキュリティ H26春期 問4
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » セキュリティ実装技術
正解
イ
解説
OP25B(Outbound Port 25 Blocking)は、第三者中継を悪用することなく、送信先のメールサーバと直接TCPコネクションを確立してスパムメールを送る手法を防ぐための対策です。
正規のメールは端末が契約するISPのメールサーバを経由して送信されるためパケットの宛先としてISPのメールサーバがセットされていますが、上記のスパムメールは宛先として外部のメールサーバがセットされています。
OP25Bでは、その名の通りISP管理下の動的IPアドレスからISPのメールサーバを経由せずに外向き(インターネット方向)に発信されるSMTP通信(ポート25番)を遮断することでスパムメールの投稿制限を行います。
正規のメールは端末が契約するISPのメールサーバを経由して送信されるためパケットの宛先としてISPのメールサーバがセットされていますが、上記のスパムメールは宛先として外部のメールサーバがセットされています。
OP25Bでは、その名の通りISP管理下の動的IPアドレスからISPのメールサーバを経由せずに外向き(インターネット方向)に発信されるSMTP通信(ポート25番)を遮断することでスパムメールの投稿制限を行います。
- 迷惑メールフィルタリングにおける「シグネチャマッチング方式」の説明です。
- 正しい。OP25Bの説明です。
- DNS逆引きチェックによるスパムメール対策です。
- RBL(Real-time Blackhole List)を使用したスパムメール対策です。