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ファシリティマネジメント - 4語(シラバス4.1)

ファシリティマネジメント

企業や組織の資産や施設を効率的に運用・管理する手法である。この管理には、建物の維持管理、環境整備、人的資源の最適化などが含まれ、これらを通じて業務の効率化やコスト削減を実現することが目的である。例えば、オフィスビルの空間を有効利用するために、レイアウトを見直したり、エネルギー効率を向上させるための設備投資を行うことが挙げられる。また、良好な作業環境を提供することにより、従業員の生産性向上にも寄与する。単に施設を管理するだけでなく、組織全体の戦略的な運営に直結する重要な役割を果たしている。

施設管理

建物や施設の運営、保守、そして管理を総合的に行うプロセスを指す。具体的には、施設の利用効率を向上させ、住環境や作業環境を快適に保つことが目指される。例えば、オフィスビルの清掃管理や設備の点検・修理、エネルギーの効率的な使用、利用者の安全確保などが含まれる。総合的なアプローチを通じて、建物の価値を高め、長寿命化を図る重要な役割を果たしている。さらに、テクノロジーの活用により、業務の効率化やより良いサービスの提供も実現可能である。

設備管理

建物や施設内の電気設備や空調設備などを効果的に運営・維持するための管理技術である。具体的には、設備が安全に運用されるように定期点検やメンテナンスを行い、故障や劣化を防ぐことが重要である。例えば、空調設備のフィルター清掃や点検は、快適な室内環境を維持し、エネルギー効率を向上させるために欠かせない。また、設備の稼働状況をモニタリングし、必要に応じて修理や交換を行うことで、施設全体の機能を最大限に保つことができる。このように快適な住環境の提供やコスト削減に貢献する重要な業務である。

UPS

無停電電源装置のことである。主に電力供給が途切れた際に、一時的に電力を提供する役割を持つ。この装置は、停電や電力の質が急激に変化した場合でも、コンピュータやサーバなど重要な機器が正常に動作し続けることを可能にする。例えば、企業内のサーバがUPSによってバックアップされている場合、突然の停電が発生しても、数分から1時間程度は電力を供給し続けられる。そのため、データの消失や業務の中断を防ぐ重要な設備であり、特に金融機関やデータセンターなど、常に稼働が求められる環境で広く利用されている。
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